カワイピアノ

 

菊地裕介 
ベートーヴェン・ピアノソナタ
シリーズ(12)

菊地裕介

2016年9月7日(水)
10:00〜12:30

最終回 
第29番「ハンマークラヴィーア」Op.106
〜演奏法と解釈〜

講師 菊地裕介
会場 カワイ名古屋2F 
コンサートサロン「ブーレ」
料金 音研会2,500円 
会員3,000円 
一般3,500円 
学生1,000円
《チケット申込はこちら》
お問合せ・
お申し込み先
カワイ名古屋
TEL:052-962-3939 
FAX:052-972-6427

詳しくはこちらをご覧ください。[PDF 600KB]


たった2日間での全曲演奏会と、CDの全曲録音も行った 菊地裕介先生による シリーズ ついに完結!

【講座内容】
第29番「ハンマークラヴィーア」について
ベートーヴェンのソナタ32曲を代表する巨大な作品。
「ミサ・ソレムニス」や「第九交響曲」などの晩年の大作に繋がっていく指針を示したと同時に、ピアノの持つ表現能力を極限まで追求し、芸術性を徹底的に収斂させた未曾有の作品として、今日もなお君臨しています。

ベートーヴェンのピアノ・ソナタについて
「新約聖書」にも喩えられる32曲のソナタは、音楽史上に燦然と輝く‘金字塔’として、その後の作曲家たちに計り知れない影響を与えました。
楽器としてのピアノが発展・改良された時代背景もあり、これらのソナタは常に前作を否定し、試行錯誤しながら新しい地平を切り開いて創作されました。
そのため、一つ一つに著しい独創性と凝縮された美、深い精神性と逞しい生命力が与えられ、今、まさに誕生したばかりのような 斬新で革新的な魅力に満ち溢れています。


【プロフィール】菊地裕介
1977年東京生まれ。1994年日本音楽コンクール第2位。高校卒業と同時に渡仏し、ローム・ミュージックファンデーションより助成を受け、パリ国立高等音楽院高等課程を経てピアノ研究科を修了したほか、5つの一等賞を得てピアノの他に歌曲伴奏、作曲書法の高等課程を修了。文化庁芸術家在外研修制度の助成を受け、ハノーファー音楽大学に学びドイツ国家演奏家資格を取得。
皆川紀子、加藤伸佳、ジャック・ルヴィエ、アリエ・ヴァルディの各氏に師事。
マリア・カルナス、ポルト、プーランクコンクール優勝、またジュネーブ、ベートーヴェンなど、数多くの国際コンクールに入賞する。東京藝術大学の講師に招かれ、2007年に帰国後「菊地裕介メシアン生誕100年プロジェクト・幼き子イエスに注ぐ20のまなざし アーメンの幻影全曲演奏」「バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ピアノ独奏版編曲」など精力的な活動を展開。ベートーヴェンピアノソナタ全32曲、ラヴェルピアノソロ作品全集(オクタヴィア・レコードTRITON)など録音も多数。
欧州の多くの国々でリサイタルを開催、また多くのオーケストラと共演を重ねている。国内では東京交響楽団、東京都交響楽団、東フィル、東京シティフィル、仙台フィル、大阪シンフォニカーなどと共演。室内楽では清水和音、永野英樹とのピアノデュオやオーボエの巨匠モーリス・ブルグ、若手ではフルートの瀬尾和紀との共演など、いずれも好評を博している。
演奏活動の傍ら、現在は東京音楽大学専任講師、名古屋音楽大学客員准教授、他秋吉台ミュージックアカデミーなど、各地にてセミナー、マスタークラスの講師、及びコンクール審査等を務める。

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