カワイピアノ

 

吉永哲道 
ポリフォニーから学ぶピアノ演奏の基礎

吉永哲道

2016年10月19日(水)
10:00〜12:30

バッハ・シンフォニア・平均律からロマン派へ
第2回/全2回

講師 吉永哲道
会場 カワイ名古屋2F 
コンサートサロン「ブーレ」
料金 音研会2,500円 
会員3,000円 
一般3,500円 
学生1,000円
《チケット申込はこちら》
お問合せ・
お申し込み先
カワイ名古屋
TEL:052-962-3939 
FAX:052-972-6427

詳しくはこちらをご覧ください。[PDF 348KB]

【講座内容】
今回、第2回目は ピアノ演奏の基礎となる‘ポリフォニー音楽’の代表的作品J.S.バッハのインヴェンション・シンフォニア・平均律と、ロマン派の小品を題材として取り上げ、演奏を交えながら、わかりやすく解説していただきます。

ピアノ演奏にあたって基本的なこと・・・それは、ピアノを美しく響かせること、感情を素直に表現することです。
様々な考え方がありますが、音楽における美しさの一つが‘調和したハーモニーの響き’であることは疑う余地がないでしょう。
いかにして美しい響きを感じ、聴き取る耳を育てるか・・・
インヴェンション・シンフォニアをしっかり学習することにより、応用力につながる基礎力 をつけることができます。

1)滑らかなレガート
・響きを保つ・・・歌こそレガートの基本
・音と音の間を歌う感覚の必要性
・奏法について・・・レガート奏法の鍵は、手のひらの中の屈筋

2)レガートとノンレガート・・・奏法の基本は同じ

3)自然なルバート・・・波が立たなければ船は揺れない

4)音楽(演奏)を豊かにするペダリング

【参考曲目】
J.S.バッハ:
 「インヴェンション」
  第3番BWV774
  第7番BWV778
  第10番BWV781
  第11番BWV782
 「シンフォニア 」
  第13番BWV799
 「平均律クラヴィーア曲集第1巻」より
  第12番BWV857
メンデルスゾーン:
 「無言歌集」より 甘い思い出Op19-1 ほか


【プロフィール】吉永哲道 よしながてつみち
1978年愛知県生まれ。4歳よりピアノを始め、ヤマハマスタークラス及び名古屋市立菊里高等音楽学校音楽科を経て、1998年9月よりモスクワ国立音学院へ留学。声楽伴奏法や室内楽も修め、2005年5月、同音楽院本科を卒業。成績優秀者として選抜され、モスクワ音楽院大ホールにて行われた卒業演奏会に出演。2008年10月、同音楽院大学院課程を修了。これまでに、故・ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、ピャトラス・ゲニューシャス、ダリヤ・ペトローヴァ、マクシム・フィリッポフ、マルガリータ・クラフチェンコ、ニーナ・コーガン、江口文子、浦壁信二、國谷尊之、内藤江美、田中須美子、大野眞嗣の各氏に師事。
音楽院在学中、ロシア、リトアニア、イタリア各地でソロ出演やオーケストラとの共演を重ねる。2008年2月、第一回ショスタコーヴィチ国際室内楽・ピアノデュオコンクールにピアノトリオで出演し、ディプロマを受賞。また同年11月、第14回アンドラ国際ピアノコンクールにて第5位及び特別賞(スペイン人作曲家作品最優秀演奏賞)を受賞。現在、名古屋の宗次ホールに於ける定期的なリサイタルをはじめとして各地で演奏を行い、常葉大学短期大学部音楽科非常勤講師、ヤマハマスタークラス講師として後進の指導にもあたっている。愛知ロシア音楽研究会会員。

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