カワイピアノ

 

川上昌裕先生 ピアノレクチャー

カワイ名古屋では、ピアニスト:川上昌裕先生のレクチャーを毎年開催しています。

ロシア作曲家メトネル、カプースチンの作品普及や演奏において注目を浴びており、特にカプースチンと直接親交を持つ数少ないピアニスト:川上昌裕さんのレクチャーです。




川上昌裕先生ピアノレクチャー2009

ピアノ音楽史「ピアノ曲の名曲を辿る・・様式とテクニック」(全3回)
〜魅力的な演奏ができるようになろう、丁寧に仕上げるために〜

このシリーズでは、"ピアノ演奏に必要な基礎力=レッスンで教えるべきこと”についてバッロク・古典・ロマン派・近現代の作品を取上げお話していただきます。

    「ピアノの演奏に必要な基礎力」とは?
  1. 曲の正しい解釈・・・スタイル=様式感、作曲家の意図、曲想
  2. 正しい奏法・・・タッチ、指使い、フレージング
  3. ソルフェージュ能力・・・読譜力、リズム感
  4. 基礎テクニック・・・各指の独立、脱力、手・指・腕の使い方
  5. 応用力・・・表現力、声部間のバランス、テンポの扱い方、特殊な指使い、本番力・・

第1回目:5月27日(水) バロック・古典派
♪カンタービレの重要性、拍子感と拍、舞曲についての知識、右手と左手を独立させる練習(ポリフォニー)について
ピアノ音楽史「ピアノ曲の名曲を辿る・・様式とテクニック」

第2回目:6月24日(水) 古典派・ロマン派そして近現代へ
テーマ=「表現力とは何か」
ピアノ音楽史「ピアノ曲の名曲を辿る・・様式とテクニック」
古典派:アーティキュレーションの重要性、室内楽や声楽曲の模倣について
ロマン派:重力奏法、ペダリング・指使いの重要性について
近現代:多様性、フランス、ロシア、アメリカ等の近代音楽の特徴について

♪:ヴァン・クラーバーンコンクールで優勝された”辻井伸行さん”を12年間ご指導された経験から・・・
レッスンにおける創意工夫について、少しお話していただきました。


第3回目:7月22日(水) 作曲家カプースチンの魅力・・・レパートリーに入れてみよう
近年、世界中のピアニストを熱狂の渦に巻き込んでいるロシアの作曲家『カプースチン』。
伝統的なクラシックの表現手法にジャズのイディオムが散りばめられ、ピアノ音楽の新時代到来を告げるような輝きに満ちた作品です。
画期的な新しいレパートリーをお探しの方や指導にお悩みの先生方にとって、最新情報が得られる絶好の機会です!
ピアノ音楽史「ピアノ曲の名曲を辿る・・様式とテクニック」

参考テキスト
プリズム)カプースチン:24のプレリュード OP53 ・・・7、9、23番 がおススメです。
プリズム)カプースチン:ピアノアルバム(1) ・・・ソナチネは、コンクールやオーディションの課題曲に取り上げられました。

ソナチネ・・・
易しい古典派ソナタというスタイルで演奏へのアプローチもしやすく、モーツァルトかハイドンの室内楽をジャズコンボで演奏しているような趣の曲です。


7月21日(火) 18:30〜19:30
ミニ・コンサート「カプースチンの魅力」〜演奏とお話〜

ミニ・コンサート「カプースチンの魅力」〜演奏とお話〜」

カプースチンと直接親交のある川上先生が、作品、作曲家について演奏とお話をしてくださいました。

【プログラム】
曲目
カプースチン
・ソナティナ 作品100
・アンダンテ作品58
・10のバガテル作品59より第9番
・「8つの演奏会用エチュード」作品40より第8番フィナーレ

ドビュッシー
・「ベルガマスク組曲」よりプレリュード

ラヴェル
・亡き王女のためのパヴァーヌ

カプースチン
・子守歌作品65
・3つの即興曲作品66より第2曲
・トッカティーナ作品36



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